隅田川の花火大会。言わずと知れた、日本を代表とする花火大会だ。まあ、実際行った友人の話だと「花火自体はたいしたことないねぇ」とのことなんで、やっぱり花火自体の規模よりも、見物客動員数の面で今の地位にあるんだろう。

 伝聞形の通り、僕は隅田川の花火大会に出向いたことはないのだけど、僕の家の近所を隅田川が流れている状況を加味しても、来年こそは行ってもイイかなぁと思う。でも今年の場合は、将棋倒しだなんて信じられない様な大惨事が明石市花火大会で起こってしまったこともあって、(僕だけじゃなくても)気乗りしない人が多いのではないか?そうでないと、アノ事故が無意味なモノのように思えてしまう。

 だから今は、花火よりも祭りやパレードに対して興味が湧いているようだ。祭りというのは、どこか下世話な人間の本能が垣間見えるからこそ、理屈抜きで興奮する。原始的な欲求は気分を高揚する。秋祭りにはどこか寂れた切なさを感じさせるが、夏祭りは純粋なエンターテイメントとして機能するため、日本を代表する祭りは夏に多いと思う。

 祭りと言えば、今はやはりモーニング娘。関係のシャッフル・ユニット「三人祭り」「7人祭り」「10人祭り」が話題に上ることが多いけど(悲しき事かな…)、この間話題になった究極の選択を紹介しておく。

1.三人祭り/”チュッ!夏パ〜ティ”
2.松浦亜弥/”トロピカ〜ル恋して〜る”
3.EE JUMP/”おっととっと夏だぜ!”
(次点)
4.深田恭子/”スイミング”

 以上の楽曲中で「レンタルCD屋で単品(1枚だけ)借りをするとしたら、どれにするか?」。う〜ん、どれを選択するにしても厳しい…。まさに「AVを単品借りする」に匹敵する羞恥心を要求されるでしょう。ちなみに、僕なら店員さんが「罰ゲーム」と察してくれそうな肢3を選択するうかな。肢1・肢2はシャレにならなさそうだし。

 閑話休題

 祭りの話から論点が大幅に逸脱してしまったが、7月期の邦楽シングルは中々豊作揃いだと思える。

 まずはTRICERATOPS WITH LISA(m-flo)/”Believe The Light”。このコラボレーションが実現したと聞いた時、僕の予想としては「”If”がもう少しヒップホップ寄りのトラックになって、LISAはメロディーを挟む形でラップする」という、昨年のNORTHERN BRIGHT・SHAKKAZOMBIの様な感じだったのだが、実際はラップなし・メロディー主体の「正統派」な楽曲だった。しかも、東京スカパラダイスオーケストラのホーンを生かした直球のファンク・ソングで、ゴスペルのフレヴァーすら匂わせる充実作だと思う。

 次にその語幹から、はっぴいえんど/「風街ろまん」をどうしても連想してしまうGRAPEVINE/”風待ち”。一聴して印象に残るのは、やはり優しく語り掛けるようなヴォーカル。歌詞の容易化傾向も手伝って、メッセージはダイレクトになった。そしてバインの魅力である「粘着質なヴォーカルと土臭いグルーヴ感」とは対照的なサウンド・プロダクション。パート毎にバラバラに録音されたと言うこともあって、ドラムが今までにない位にスッカスッカで抜けている。ギターもあくまで控え目のこともあって、ヴォーカルに重点を置いている印象が一層深まる出来だ。

 そしてSTEADY&CO./”Stay Gold”。アコースティック・ギターのストロークを中心にしたシンプルで爽快なトラックは、青春を綴ったポジティブなリリックと共に近年のDRAGON ASHでは忘れ去られた様なポップさ。3人のMCを生かそうとする、上記のバインに通ずる音作りの成果だろう。

 最後は奥田民生/”The STANDARD”。”息子”以来のラブソングをここで持って来たこともあって、全体はおおらかで余裕たっぷりの流れ。サウンドはTHE BEATLES/”Free As A Bird”をベース(元ネタ)にしたフォークロック。歌詞の捻りも抑え気味だし、意識的に夏のラブソングを作った感じがするが、名曲なのは間違いなし。個人的夏の主題歌に決定!

Thanks For The Inspiration Of…

NIRVANA/「Bleach」
TRAVIS/”Sing”
GREAT3/「Richmond High」
PROPELLERHEADS/「Decksandrumsandrockandroll」

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