僕は猫が好きだ。犬が嫌いなわけじゃないし、確かに犬に心が揺らぐ時もあるけど、「犬か猫か」と聞かれたらやっぱり僕は「猫かな」と答えるだろう。

 父は言う、「イヌはヒトに慣れるけど、ネコはイエに慣れるんだ」と。

 猫はいつもどこか素っ気ないし、ホントとらえどころがないけど、そんな無愛想で何を考えているか分からない感じが、逆に気になってしまう。

 最近はもうめっきり寒くなったんで、ほとんど見かけることはないが、太陽の光が柔らかく降り注ぐような日に、大家宅の庭先で飼い猫がゴロリと寝転んでいる姿が目に入ると、僕の心はとても和まされる。

 そして僕は考える、「この猫の目に自分はどう写っているのか」と。

 アフガニスタン戦線の最先端。そこに陣を構える兵士達。彼らに飼われている猫達は、いったい何を思うのだろうか。

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くるり/”東京”
曽我部恵一/”ギター”
奥田民生/「Gold Blend」
中村一義/”Cannon Ball”

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