ザ・マン・フー(The Man Who)
2002年5月14日 前回の「ガチンコについて」の評判が良かったので、今回もTVについて。僕が選んだ「要チェックの若手俳優ベスト3」についてあれこれ書いてみようと思います。
□ 3位:小泉孝太郎
言わずと知れた小泉純一郎内閣総理大臣の息子にして日本大学を中退し、鳴り物入りで芸能界入りしたドル箱俳優が、小泉孝太郎です。僕は当初から彼に注目していて、今のところ彼が出演したドラマは全作品チェックしている次第です。
そういえば、こんじきやしゃさんが以前(彼のデビュー直後)痛烈な「小泉孝太郎批判」をしていましたが、彼の演技をちゃんと見た後では、今の彼にはどんな批判も受けつけないことが分かってもらえると思います。
小泉孝太郎の演技はまさに個性的です。今の日本の俳優を見渡してみても、誰一人として彼のような演技はできないと僕は思っているからです。あの独特の「スッカスカ」な演技を彼の持ち味と呼ばずして何と呼べば良いでしょう!
最近ではもうすっかり彼への注目度は薄れ、「小泉孝太郎の賞味期限はちょうど半年だった」とマスコミに書かれてしまう始末ですが、現在出演中のドラマ「しあわせのしっぽ」、これは間違いなく今期最高のドラマです。
今時のドラマには珍しく地味ながらしっかりとした話の作り方(展開がやや遅いのが難点ですが)、それに何と言っても本格派俳優である長塚京三と佐野史郎の掛け合いは、まさに絶品です。彼らの演技を濃厚なメインディッシュとするならば、小泉孝太郎はサッパリとした前菜のような位置付けになりますが、一見の価値はあると思います。
□ 2位:押尾学
奥菜恵とのスキャンダルもなんのその、クールなルックスを武器にロックバンド「LIV」のヴォーカルとしても活躍する人気俳優、それが押尾学です。僕が彼を一押しする理由は、彼に「全盛期の吉田栄作の匂い」を感じることができるからです。
そんじょそこらの男だったら明らかに「こいつただの勘違いじゃねーか?」と一蹴されてしまうよな振る舞いを堂々とやってのける男。もしGTO時代の反町隆が結婚しなかったら分かりませんでしたが、今の日本で彼のような「勘違い道」(:alternative ways)を邁進している俳優は誰もいません。
「勘違い道」を進む事を許される俳優の条件を上げてみましょう。?とにかくクール(口数少な目)、?かなりの男前(多数の女性ファンを要する)、?批判を寄せ付けないほどの人気(批判=嫉妬と捕えられるくらい)、?歌が大好き(上手い下手は問わず)…こんなところでしょうか。
僕が押尾学に注目するようになったのは、何を隠そう「笑っていいとも春の特別編」に彼がドラマ「春ランマン」を代表して出演した時です。タモリが絶好の「笑いのキラーパス」を出したのにも関わらず、「バラエティーなんてオレの出る幕じゃないね」とばかりに割り切った彼の「スルー」にはさすがのタモリもタジタジ(念の為に書くと、サッカーの例えですよ)。
「オレは自分がカッコイイと思えることしかしない」という彼の姿勢は、彼のバンド「LIV」にもしっかりと表れています。「誰も聴いたことのない音楽をオレはやっている」と公言する通り、まあ、確かに今まで僕は「LIV」のような音楽を聴いたことはなかったですねぇ、ホントに(良し悪しは別にして)。さすが「勘違い道」の正式後継者、押尾学。「LIV」共々目(と耳)が離せません。
□ 1位:河村隆一
ビジュアル系バンドの頂点を極めたLUNA SEAのヴォーカルにして、現在はソロ歌手・俳優として大活躍する、河村隆一。彼がもうダントツの1位です。他の誰も寄せ付けない河村隆一ワールドを前にしては、どんな批判も無力でしょう。
はっきり言って彼は無敵です。「自分が一番好き」=ナルティシズムというのは、自分の中で世界が完結しているからです。だから、1位とは言えそんなに書くこともないんですよね。とにかく河村隆一を見ろ!と。
その点から言うと、「九龍で逢いましょう」はまさに河村隆一による河村隆一のためのドラマ。小泉孝太郎をも軽く上回る迫真の演技力で、毎回河村ワールドを堪能することができます。ふとした仕草からさりげない目線まで、全てに河村隆一的要素が含まれているといっても過言じゃないですね。
極めつけはやはり主題歌“Sugar Lady”。これぞ河村節!と言わんばかりの王道隆一ポップスに仕上がっていますが、それ以上にドラマとのリンクの仕方が完璧です。「ドラマの脚本を読み込んで作った曲」と公言する通り、ドラマの締めには衝撃の展開をバックにこの曲がガーッとかかるんですから。
以上が「要チェックの若手俳優ベスト3」ですが、まあ、正直僕はこの3人のようになりたくはないですね。だからこそ、エンターテイメントの一環として見ていられるのですが。
何だか男臭くなってしまったので、次回は好きな女のコについて真面目に書いてみようと思います。
Thanks For The Inspirations Of…
MR.CHILDERN/“蘇生”
SOPHIA/“Hard Worker”
岡村靖幸/“チャームポイント”
MAXWELL/“Fortunate”
CRAIG DAVID/“Once In A Lifetime”
TLC/“Unpretty”(遅れ馳せながら、Left Eyeの安らかな冥福に)
キンモクセイ/“七色の風”(Respect The Wall Of Niagara Sound!)
宇多田ヒカル/“光”(シングルでは一番好き。アルバムを含めると“Distance”)
□ 3位:小泉孝太郎
言わずと知れた小泉純一郎内閣総理大臣の息子にして日本大学を中退し、鳴り物入りで芸能界入りしたドル箱俳優が、小泉孝太郎です。僕は当初から彼に注目していて、今のところ彼が出演したドラマは全作品チェックしている次第です。
そういえば、こんじきやしゃさんが以前(彼のデビュー直後)痛烈な「小泉孝太郎批判」をしていましたが、彼の演技をちゃんと見た後では、今の彼にはどんな批判も受けつけないことが分かってもらえると思います。
小泉孝太郎の演技はまさに個性的です。今の日本の俳優を見渡してみても、誰一人として彼のような演技はできないと僕は思っているからです。あの独特の「スッカスカ」な演技を彼の持ち味と呼ばずして何と呼べば良いでしょう!
最近ではもうすっかり彼への注目度は薄れ、「小泉孝太郎の賞味期限はちょうど半年だった」とマスコミに書かれてしまう始末ですが、現在出演中のドラマ「しあわせのしっぽ」、これは間違いなく今期最高のドラマです。
今時のドラマには珍しく地味ながらしっかりとした話の作り方(展開がやや遅いのが難点ですが)、それに何と言っても本格派俳優である長塚京三と佐野史郎の掛け合いは、まさに絶品です。彼らの演技を濃厚なメインディッシュとするならば、小泉孝太郎はサッパリとした前菜のような位置付けになりますが、一見の価値はあると思います。
□ 2位:押尾学
奥菜恵とのスキャンダルもなんのその、クールなルックスを武器にロックバンド「LIV」のヴォーカルとしても活躍する人気俳優、それが押尾学です。僕が彼を一押しする理由は、彼に「全盛期の吉田栄作の匂い」を感じることができるからです。
そんじょそこらの男だったら明らかに「こいつただの勘違いじゃねーか?」と一蹴されてしまうよな振る舞いを堂々とやってのける男。もしGTO時代の反町隆が結婚しなかったら分かりませんでしたが、今の日本で彼のような「勘違い道」(:alternative ways)を邁進している俳優は誰もいません。
「勘違い道」を進む事を許される俳優の条件を上げてみましょう。?とにかくクール(口数少な目)、?かなりの男前(多数の女性ファンを要する)、?批判を寄せ付けないほどの人気(批判=嫉妬と捕えられるくらい)、?歌が大好き(上手い下手は問わず)…こんなところでしょうか。
僕が押尾学に注目するようになったのは、何を隠そう「笑っていいとも春の特別編」に彼がドラマ「春ランマン」を代表して出演した時です。タモリが絶好の「笑いのキラーパス」を出したのにも関わらず、「バラエティーなんてオレの出る幕じゃないね」とばかりに割り切った彼の「スルー」にはさすがのタモリもタジタジ(念の為に書くと、サッカーの例えですよ)。
「オレは自分がカッコイイと思えることしかしない」という彼の姿勢は、彼のバンド「LIV」にもしっかりと表れています。「誰も聴いたことのない音楽をオレはやっている」と公言する通り、まあ、確かに今まで僕は「LIV」のような音楽を聴いたことはなかったですねぇ、ホントに(良し悪しは別にして)。さすが「勘違い道」の正式後継者、押尾学。「LIV」共々目(と耳)が離せません。
□ 1位:河村隆一
ビジュアル系バンドの頂点を極めたLUNA SEAのヴォーカルにして、現在はソロ歌手・俳優として大活躍する、河村隆一。彼がもうダントツの1位です。他の誰も寄せ付けない河村隆一ワールドを前にしては、どんな批判も無力でしょう。
はっきり言って彼は無敵です。「自分が一番好き」=ナルティシズムというのは、自分の中で世界が完結しているからです。だから、1位とは言えそんなに書くこともないんですよね。とにかく河村隆一を見ろ!と。
その点から言うと、「九龍で逢いましょう」はまさに河村隆一による河村隆一のためのドラマ。小泉孝太郎をも軽く上回る迫真の演技力で、毎回河村ワールドを堪能することができます。ふとした仕草からさりげない目線まで、全てに河村隆一的要素が含まれているといっても過言じゃないですね。
極めつけはやはり主題歌“Sugar Lady”。これぞ河村節!と言わんばかりの王道隆一ポップスに仕上がっていますが、それ以上にドラマとのリンクの仕方が完璧です。「ドラマの脚本を読み込んで作った曲」と公言する通り、ドラマの締めには衝撃の展開をバックにこの曲がガーッとかかるんですから。
以上が「要チェックの若手俳優ベスト3」ですが、まあ、正直僕はこの3人のようになりたくはないですね。だからこそ、エンターテイメントの一環として見ていられるのですが。
何だか男臭くなってしまったので、次回は好きな女のコについて真面目に書いてみようと思います。
Thanks For The Inspirations Of…
MR.CHILDERN/“蘇生”
SOPHIA/“Hard Worker”
岡村靖幸/“チャームポイント”
MAXWELL/“Fortunate”
CRAIG DAVID/“Once In A Lifetime”
TLC/“Unpretty”(遅れ馳せながら、Left Eyeの安らかな冥福に)
キンモクセイ/“七色の風”(Respect The Wall Of Niagara Sound!)
宇多田ヒカル/“光”(シングルでは一番好き。アルバムを含めると“Distance”)
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